モッタイナイ。

<クルヒモ クルヒモ>

令和4年12月31日 11:08 社内にて。

決して暇な訳ではない。家族に放置されている訳でもない。
幼少期からモッタイナイ病を患い、本日も「社内」に居座っている。

今年があと一週間いや3日あれば・・事務方の宿題が全て終わるのに。と思いつつAmazonを覗く。

頭の中に描く未来への理想が無数にあり、安堵の時間がない。平成に流行ったが「脳内メーカー」で表示したらどんな文字が現れるのだろう。

無論、断捨離反対派である。数ヶ月前、初めて知ったリユースショップのセカスト。 Z世代に確認するとまた口角を上げて笑うのである。命(めい)を全うして、忘れ去られようとした「ものたち」にもう一度、活躍の場を与える。そして笑顔のもとで新しい「もの」になって行く。

再生・再興など、時世分かったように口にはするが出来ない。と言うよりやらない。

幼少期には工具箱が大好きで祖父母の手を借り、夏休みの宿題を母親の断捨離から逃れたものたちで制作し賞を総なめにしたものだ。しかしながら、7割は祖父母の手で、私はイメージを伝達するのが得意であった。 勿論、孫は目に入れても痛くないほど可愛いことはまだ知らなかったが、ではないかと思って伝達していた。今の仕事のスタイルはその頃には確立していたのかも。

まだ、今年中にやり残した事がないか、机の引き出し、手帳、パソコンのトップ画面、携帯のリマインダー、LINEのリマインくん、端に転がる付箋紙のコメント・・・

あーっ、あと5日ほしいっ・・さとふる閲覧、五感をくすぐる・・モッタイナイ。

こう思うのである。知識があれば時間は多く「余る」のであろう。知識が無いから、多くの無駄な時間を費やしてしまうのでは。乱暴な言い方ではあるがあながち間違っていない。

天才派・努力派。スポーツで例えられるが、私は「努力派」だと自負している。だから、時間を要してしまう。20時以降が一番、脳トレできる時間帯である。天才派を目の当たりにするとどこか緊張してしまう。スナックで初めて披露する曲のように。自分と違う生き物にすら感じてしまう。

数日前に「ビリギャル」を視聴した。その中のセリフで「人間にとって大事なのは絶対無理と思ったことを克服した体験だと思っている」と塾講師、感銘。「ダメな生徒などいない。ダメな指導者がいるだけだ」上記と関連性はないが・・深い。海外では新人育成より管理職教育が重視されるとか。会社の根幹かも。

「人を名札で見ない人になりなさい」胸の奥の方に響いた。それが天才と対峙した時の私の緊張なのであろう。今更、天才にはなれない。だから、努力する。多くの時間を要して。仲間達と。

180度変える必要はない360度見渡す必要もない。ただ、少しだけの角度を変えるだけで見えるものがたくさんある!自己肯定感なのであろうが、関わる全ての人に改めて「ありがとうをつなぎたい」

令和4年もディスタンスは必要とされたが、心のディスタンスは必要ない。

新年まで残り10時間程。

ご時世、島に暮らす両親に会う事も控えている。あえてback numberの「手紙」をスマホの小さなスピーカーで聴く。カラオケでは必ず涙声になる・・皆さん、家族・恋人・仲間・・感謝を伝えましょう。

本当の気持ち。そして令和5年も『小事が大事を生む』ことを日々忘れない。

そして、私の描く未来への理想は・・
引き続き、大きい会社を作るのではなく、強い会社を作りたいのです。

代表取締役 川邊 源安