オツカレサマ ヘイセイのサンジュウネン。

<アラタナル オモイ>

平成31年3月31日 現在16時35分

昼ごはんを食べてない。
こんなに集中して仕事したのは約30年前、彼女との待ち合わせに遅れまいと
必死でやった依頼である。

30年前と言えば「平成」の始まりであったが、遂に「平成」のエピローグである。
昭和に学び、平成に務め、〇〇に熟す。

新元号にも残したい歌・そしてこの時期に聴きたくなる歌。
「木綿のハンカチーフ」太田 裕美。
一人事務所にていつものボリュームより+3ポイントUPで拝聴する。

しかしながら人間の欲である「食べたい」が無意識に机の引き出しを全力で引く。
・・焼えいひれ・・誰に貰ったのか、葉書サイズの袋から私に呼びかける。
「エイじゃないか×2」無論、ダジャレであり、えいが祭り気分で踊っている姿が描写されている。

イラつく。

が、気が付けば切り口からエイヒレが溢れ出し、床に着地・・3秒ルールで拾い上げる。
あの気持ち悪いエイのヒレを食しようと思った人は「天才である」100%居酒屋で注文する。

踊るえいを尻目にふと裏書きを見る・・賞味期限切れ。ふとお腹が痛む。
社内である。ハイボールなんか。コーヒーで流し込む。絶対、合わない。

試供中のコーヒー片手に社窓から眼下に環状線を望むと阪神高速堺線と環状線の合流。

いつものように混雑スタートである。

我さきに・・でもない。大型・軽自動車・スポーツタイプ・えぐいタイプ、皆譲り合っている。
ほら、関西人は全国的にもイラち(短気)が多いように表現されるが素晴らしい光景である。

譲り合う!温かさを感じる言葉である。
幼い頃、祖父母と畑に行くとそこに大勢の大人が居て、それぞれが全ての行動で譲り合うのである。

おいがするが<俺が遣るから>
はっ、ええちゃーが<もう、いいのに>
やすまんね<休憩しなさい>

心遣いのオンパレードでした。
誰も「楽」しようなんて素振りも無く、相手を思いやる事で必死だったような。

自らの力を信じ、相手を補う事に注視する。不文律な大人ばかりだった。

私も大人になり「楽」をする事を覚えた。
しかしながら、少し違うのは「楽をする為の努力」は惜しまない。
誰かの誹謗中傷ではないが、「楽をする事だけに注力する」大人も少なくない。
それは、誰の目にもそのように映るのである。
だから、結果が出せなくても何かを感じさせる「行動」が必要ではないかと。

人は耳で聞いた事より、眼で見たものを強く感じるのだと思う。
心を動かすのは「行動」であると信じたい。
子供の運動会、発表会、大好きな歌手のコンサート、スポーツ観戦・・・
目の当たりにする臨場に人の心は動くのであろう。

自分の想像(耳)の枠を超え動いている物を受け入れる(眼)からこそ感動する。

遣れない言い訳より、遣ってからの言い訳が説得力がある。

「失敗を恐れるな」

トライアル&エラー
である。学べる!朝ドラ「まんぶく」の萬平さんと福ちゃんである‼

人生は試行錯誤である。絶対なんて有り得ない。「普通は・・」大人の言い訳である。
何を持って「普通」なのだろうか。物差しはその人の物であって共通するものではない。

・・・何か辛い事でもあったのかと思われても仕方ない内容であるが、
今年度は会社の在り方を問う試金石となった年度であった。

「ヒトとカカワル」事に希薄だったのかと反省・・つまりは上記は自身である。

明日からは「行動」いや「躍動」する。

平成31年3月31日 現在19時16分

「3月9日」レミオロメン を拝聴中。新元号へ残すシリーズ入り。 

今年度も本当にありがとうございました。

社員・お客様・仲間・諸先輩・家族そして「カカワッタ」全ての人へ
この場をお借りして「感謝」です。

                                
                                代表取締役 川邊 源安